テト（旧正月）はベトナム人の伝統的な休日です。テトが近づくと幸せなテトを迎えるためにすべての人々が買い物をしたりして準備をします。ただテトを迎える雰囲気が溢れていてもテトに関わらず仕事をしなければならない人もいます。
不運な人生を送っている人がいることを理解しなければいけません。今までは「健康な葉は破れた葉を覆う」のようにそのままになっていましたが、今年は少し変わりました。社員は、奨学金の対象となる田舎に住む貧しい学生を推薦することができるようになりました。会社は推薦書を審査して奨学金授与を決定し、推薦した社員が直接学生に奨学金を渡しました。
会社が支給する奨学金を学生に授与した社員のコメントを紹介します。
＊コメント１：フィン・ティエン・ティン－第二ソフトウェア・ソリューション部
選ばれてとても幸運だと感じました。しかし私の田舎ではたくさんの貧乏な学生がおり誰に奨学金を渡すのか決めることはとても大変だと感じました。
時間をかけて状況を把握し漸く最も奨学金を貰うことに値する学生を選定しました。その学生に奨学金を渡しその学生の笑顔が見れるであろうテトが来ることを私は心待ちにしました。
いよいよその時が来ました。
私は喜びを抑えきれない気持ちで奨学金を持って学生の家に行きました。
ところが彼は一旦受け取りを辞退しました。私は彼とよく話をしました。彼はついに奨学金を受け取りました。私は笑顔で答えました。
別れの際、彼は笑顔でありがとうと言いました。
私は本当に感動しました。このすばらしい体験をさせてくれた会社に感謝しています。すべての社員がボランティアに参加しこの貴重な体験を共有できるよう、この制度を継続していただけることを望みます。
＊コメント２：グェン・ホン・ヴィン－第五ソフトウェア・ソリューション部
春は良い香りの花が咲き乱れ人生の楽しみと幸せを持ってきてくれます。
今年の春もたくさんの花が美しく咲いてとても良い香りが溢れました。学生は新しい服を買いに行き、親の手伝いをします。
しかし、フジネットからの奨学金があることにより今年の春はより意義深くより幸せなものになりました。奨学金により、人生に自信を与えたくさんの困難を乗り越えるモチベーションを高めて後々社会の役に立つ人になることができます。
多くの喜びと明るい未来が待っています。現在の困難は一時的なものです。
＊コメント３：チャン・ティ・ビック・ゴック－第二ソフトウェア・ソリューション部
氏名：グェン・ヴァン・ディン
住所：6、Mỹ Hoà村、Long Mỹ町、Đất Đỏ区、BRVT県
家族の状況：現在彼はロン・ミー小学校に通っています。彼の家族は、以前、豆腐の製造を生計として十分な暮らしをしていました。それが小学校４年生の時に変わりました。アヒルを飼うお金を工面するためBà Rịaにある土地を売りĐất Đỏ区に移りました。更に銀行からもお金を借りました。アヒルの卵の値段は不安定で、卵を売ったお金だけでは生活できませんでした。毎朝４時に起きて親と一緒に卵を集め、その後妹を学校へ連れていきました。週末学校が休みでも他の学生のように遊びには行けず親を手伝いました。アヒルを畑に連れていき、餌をやり、卵を数えているのが小学校６年生の子供だと誰が思うでしょうか。
奨学金を渡した時、彼とその両親の顔を見て、私は抑えきれないほど感動しました。多少の奨学金と必須道具であるノート・ペンなどの贈り物に彼とその両親はとても幸せそうでした。
フジネットが奨学金制度を維持し、貧しい学生がモチベーションを高め社会に役立つ人になるよう引き続き手助けをしていくことを願っています。
情報ソース：採用・トレーニング・テレコム部門
