2024年9月24日、8区ベトナム祖国戦線委員会(ホーチミン市8区5坊デュオン・クアン・ドン通り5番地)にて、当社を代表してファム・グエン・マン取締役が、北部地域で発生した台風3号(ヤギ)の被害の復旧に向けて8区ベトナム祖国戦線委員会のトラン・タイン・ハー委員長に2億1500万ドンの寄付を手渡しました。
社内での呼びかけから1週間、9月24日の朝に、社員から集まった寄付金額を集計し、台風の被害を受けた北部地域の学生たちへの速やかな支援のため、同日中に8区ベトナム祖国戦線委員会への寄付を行いました。
台風の中で過ごす毎日は非常に危険で恐ろしいものです。台風が過ぎ去った後、経済や財産の損失は克服し再建することが可能ですが、洪水などにより行方不明になったり失われた人命は、残された人々の痛みの記憶は永遠に残ります。
ファム・グエン・マン取締役は次のように述べました。
「私たちは常に社会的責任を持つことが会社にとって重要なことの一つであると考えています。台風ヤギにより、深刻な被害が出ました。当社は被害を受けた人々が困難を乗り越えられるよう支援するためにすぐに行動を取りました。特に、台風の後、学生たちが学校に戻るためには衣服、ノート、ペンなどが必要になります。この小さな寄付が他の人々の善意と合わさって、学生たちが早く学校に戻り、平穏な生活に戻れるようになることを心から願っています。」
チャン・タイン・ハー委員長は次のように返されました。
「現在、8区は地元当局と連携して、各家庭の被害状況を確認しています。情報が揃い次第、地元当局が被害者に寄付金を手渡し、寄付金がどのように使われたのかをフジネット社に報告します。」
台風ヤギは、数千軒の家屋の損壊、農地の冠水、多くの人々が住居を喪失するという悲惨な光景を残しました。多くの組織や個人の方々が寄付を呼びかけ、被災地の人々に対し速やかな支援が行われています。この行動が他の企業にも広がり、台風の被害を受けた人々の支援に繋がって災害後の生活再建に貢献されることを期待しています。
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追記
Thanh Nien新聞より
国立気象水文予報センターによると、台風ヤギは北部で数十年ぶりの大雨をもたらし、25省のうち20省で浸水がおきました。広範囲にわたる異常な強度の大雨が、台風ヤギが通過した後の北部のほとんどの省で起きた洪水と浸水の主な原因となりました。
ハノイでは、ホン川の水位が20年ぶりに最高水位を記録しました。ホン川、タイビン川流域の河川でも洪水が発生し、基準値を超える大規模な浸水を引き起こしました。
被害額50兆ドン、数百人が死亡・行方不明
2024年9月17日の決議第143/NQ-CPによると、台風3号は北部とタインホアの26地域全体に影響を及ぼし、長期にわたる大雨により多くの地域で深刻な洪水と地滑りを引き起こしました。
台風3号は、人命、財産、作物、家畜、社会経済インフラに深刻な被害をもたらし、住民の物質的・精神的生活、事業活動、特に農業、サービス、観光業に大きな影響を与えました。
2024年9月17日時点で、329人が死亡・行方不明、1,929人が負傷し、約234,000軒の家屋、1,500校の学校、多くのインフラ施設が損壊・崩壊、726件の堤防決壊が発生し約307,000ヘクタールの田畑が冠水して被害を受けました。
台風3号による総被害額は約50兆ドンを超え、年間GDP成長率を6.8%から7%としていた成長シナリオより、約0.15%減少する見込みです。
特にハイフォン、クアンニン、タイグエン、ラオカイなどの地域の経済成長率は、以前の予測に比べ約0.5%減少する見込みです。